行きであれ帰りであれ夜間移動のあるスキーバスを利用すると、車中泊ができるのでたいへん便利でお得となります。近頃は、両脇に席のない3列シートも増えています。3列シートは飛行機や新幹線よりも快適な空間と言え、たいへんな人気です。ゲレンデまで連れて行ってもらえて、宿泊場所にもなるスキーバスはたいへん魅力的な移動手段ですが、注意すべき点もあります。
夜間移動中にパーキングエリアに立ち寄った際、バスから降りて外に出てから戻れなくならないように注意が必要です。バスの中にもトイレはありますが、パーキングエリア内に駐車中ずっと車内にいる人ばかりでもありません。エコノミークラス症候群にならないためにも、車外に出るのは望ましいことではあります。しかし、自分の利用しているバスへ戻れなくなる可能性があります。
夜間ですからパーキングエリア内に照明があるにせよ、周囲の様子はよく把握できません。特に普段車の運転をしない人は、迷いやすいと言えます。スキーシーズン中ですから、周囲には同じような車体が何十台も並んでいることが多いです。駐車場はかなり広大で、どこに戻っていいかわからなくなった場合は、探し回るのがたいへんです。
車外に出るときは、携帯電話で周囲を撮影しながら進むと良いでしょう。それを頼りに戻ることができます。戻るための心構えがなにもないままだと、いざ戻ろうとしたとき、逆向きの風景であるため、迷うことが少なくありません。