夜間発のスキーバス利用

日帰りスキーツアーの多くが、夜発となっています。車中泊をし、翌朝からゲレンデで滑れますから、時間を有効活用できます。たいへん魅力的な手段であり、人気が高いのも道理です。ただ、利用する際には夜間発であることに十分注意を払わなくてはなりません。

もし初めて使うツアーである場合、集合場所を見つけるのがたいへんだからです。あらかじめインターネットなどで集合場所の地図を確認する程度では、十分とは言えません。同じようなバスが周辺一帯に停車していることが多く、目的のバスを見つけるのは容易ではありません。空港や駅に向かうのと同じ感覚で出かけると、迷って時間までたどり着けない可能性もあります。

迷うことを前提にして、余裕を持って家を出発しましょう。空港や駅なら、周囲の人に尋ねると教えてもらえる可能性が高いですが、バスの集合場所を知っている人は、周囲にはいません。バスの集合場所がその周辺に一か所しかないなら、まだ見つけやすいと言えます。しかしスキーシーズン中ですから、時には十か所にも分かれて、その一帯のあちこちに散在していることもあります。

スキーバスを見つけたから目的の集合場所に到着、というわけにはいきません。夜間ですからランドマークも見えづらく、それがビルの名称だったりすると、探すのはたいへんです。身軽な状態で走り回れる場合と違い、スキー板と靴を持っての移動です。スマートフォンを頼りにすると言っても、夜間の景色は違いますから、早めに余裕を持って出かけることが望まれます。